1950年の日本人の男性平均寿命は59.6歳、女性は63.0歳でした。
同年の65歳以上の人口は411万人で総人口の4.9%でした。これが、2019年には男性平均寿命は81.4歳、女性は87.5歳となりました。同年の65歳以上の人口は3588万人。総人口の28.4%となりました。約70年のうちに、平均寿命は20年余進展し、65歳以上の人口は3177万人増加しました。
一方で1年間に生まれる新生児数は1950年には233万人あったものが2019年には86万人まで減少してしまい、世に言う少子高齢化が驚くべきスピードで進んでいます。
高齢者増加に伴い、介護を必要とする高齢者は年々増加しています。しかし、逆に働ける世代の人口は年々減少しており、介護の世界では介護従事者不足が年々深刻化しています。そしてこの傾向は今後もしばらくは続くものと思われています。このような中、鈴与ケアサービス㈱では2つの面から介護問題に取り組んでおります。
一つ目は、在宅介護サービスを主体の事業です。訪問介護事業、通所介護事業(デイサービス)、介護支援事業を3営業所で行っております。地域から信頼される介護事業会社を目指し、利用者、利用者のご家族、介護支援専門員(ケアマネジャー)、地域の皆様と接しております。
二つ目は、介護問題が各家庭で発生する前の40代、50代の方々への介護啓発活動と会社、個人の介護問題相談事業を行っております。例えば介護保険制度について親の世代は知識を持ち合わせていません。家庭で介護問題が発生した時に介護保険サービスを使えるように提案するのは子供の世代の役割です。
私たちを育ててくれた先人に敬意を払い、利用者、利用者のご家族に寄添い、安全、安心に気を付け、良き介護環境を提案できるようにこれからも励んでまいります。

代表取締役会長 杉谷行雄


       

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